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【書評】「愛する」ってどういうこと?フロムが教えてくれる、本当の愛のカタチ

  「愛」って、なんだかフワフワしていて、つかみどころのないものだと思っていませんか? 運命の人に出会えたら、自然と湧き上がってくる感情。そんな風に考えている人も多いかもしれません。 でも、もし「愛はスキルであり、学ぶことができる技術なんだよ」と言われたら、どう思いますか? 今回ご紹介するエーリヒ・フロムの「愛するということ」は、そんな私たちの「愛」に対する思い込みを、優しく、そして根本から覆してくれる一冊です。 ## 愛は「落ちる」ものじゃなく、「育てる」もの 多くの人が、愛とは「恋に落ちる」という言葉の通り、ある日突然訪れる奇跡のようなものだと考えています。でもフロムは、それは大きな誤解だと言います。 彼によれば、愛とは、ピアノの弾き方やプログラミングを学ぶのと同じように、意識的に学び、練習し、育てていく「技術」。そして、私たちが愛を求める根本的な理由は、誰もが心の奥底に抱えている「孤独」から抜け出したい、という切実な願いにあるのだそうです。 誰かとつながりたい、一人でいたくない。その寂しさを本当に癒してくれる唯一の方法が、「愛する」という技術を身につけることだったなんて、なんだか目の前が明るくなるような気がしませんか? ## あなたの愛は大丈夫?心を育む6つのヒント では、その「愛する技術」とは、具体的にどんなものなのでしょうか。この本では、愛を構成する大切な要素がいくつか紹介されています。 1. **見返りを求めず、与えること** お母さんが赤ちゃんにミルクをあげる時、「後で何かお返ししてね」なんて考えませんよね。与えることそのものが、何にも代えがたい喜びである状態。それが愛の基本です。「これをしたら、相手はどう思うかな?」なんて損得を考えてしまうのは、まだ本当の愛ではないのかもしれません。 2. **自分から、まず与えること** 愛されるのを待っているだけでは、愛は始まりません。たとえ「受け取ってもらえなかったらどうしよう…」という不安があったとしても、自分から先に相手に心を注ぐ勇気。その一歩が、愛の関係を築くためのスタートラインです。 3. **ダメな部分も、丸ごと受け入れること** 相手の素敵なところだけを好きになるのは、実は簡単なこと。でも、本当の愛は、その人の欠点や弱さ、ダメな部分も含め...

【書評】空気を読んでる場合じゃない。岡本太郎の「自分の中に毒を持て」が心に突き刺さる

  「周りに合わせなきゃ」「波風を立てないように生きなきゃ」 いつの間にか、そんな「常識」に縛られて、自分の本当にやりたいことから目をそらしていませんか? 安全な道を選び、自分を押し殺すことに慣れてしまった…。そんな心に、ガツンと一撃を食らわせてくれるのが、岡本太郎さんの「自分の中に毒を持て」です。 この本は、ただの自己啓発書ではありません。ページをめくるたびに、まるで岡本太郎本人から「君は、本当に生きているのか?」と、魂を揺さぶる問いを投げかけられているような感覚になります。 ## 「安全な道」と「危険な道」、君が本当に進みたいのはどっちだ? 人生には、いつも二つの道がある、と岡本太郎は言います。一つは、誰もが「そっちがいいよ」と言う安全な道。もう一つは、どうなるか分からないけれど、なぜか心が燃えるように惹かれる危険な道。 多くの人は、不安だからという理由で安全な道を選びます。でも、本当は危険な道に進んでみたいからこそ、迷うのではないでしょうか? その心の声にフタをして、周りの期待に応えるだけの人生は、「本当に生きた」と言えるのでしょうか。 自分を甘やかし、周りに流されて生きるのは、自分に負けているのと同じこと。岡本太郎は、そんな自分こそが「敵」なのだと断言します。 ## 失敗を恐れるな。挑戦しなかった後悔は、一生続く。 「もし、あの時あっちの道を選んでいたら…」 挑戦を避けた人間は、一生この言葉を胸に抱えて生きていくことになる、とこの本は警告します。挑戦した上での失敗と、何もしなかったことによる後悔。その間には、天と地ほどの差があるのです。 たとえ三日坊主で終わったっていい。ギターでも、勉強でも、ゲーム実況でも、何でもいい。「面白そうだな」と少しでも心が動いたら、その瞬間に全力を懸けて挑んでみる。中途半端にやったら、何だってつまらない。「遊びも仕事も、全部本気だから楽しいんだ」という言葉が、胸に突き刺さります。 ## 「才能がない」は、行動しないための言い訳だ。 「自分には才能がないから…」 これは、私たちが何かを諦めるときに、つい使ってしまう魔法の言葉です。でも、岡本太郎はそれを一刀両断します。そんなものは、行動しない自分を正当化するための言い訳に過ぎない、と。 頭が悪くたっていい。それが自分なんだから、堂々としていればいい。大...

【書評】「なんだかうまくいかない…」と感じるあなたへ。心が軽くなる9つの考え方

  「どうして自分はダメなんだろう…」「もっとうまくやれたはずなのに…」 そんな風に、自分を責めて落ち込んでしまう夜、ありませんか? 周りの人と比べては焦り、自信をなくしてしまう。そんなループから抜け出したいと願う人は、きっと少なくないはずです。 今回ご紹介するジェリー・ミンチントンさんの「うまくいっている人の考え方」は、そんなモヤモヤした心を晴れやかにしてくれる、思考のヒントが詰まった一冊です。この本が教えてくれるのは、特別な才能や環境ではなく、「考え方」こそが、人生を豊かにするカギだということでした。 ## まずは、自分自身に優しくなろう うまくいっている人たちは、何よりもまず「自分」との付き合い方が上手です。 ### 完璧じゃなくてもいい 私たちはつい「100点」を目指してしまいがち。でも、この本は「完璧を目指すより、まず終わらせろ」と教えてくれます。60点でも80点でも、まずは完成させて、そこから改善していけばいい。何より、自分に完璧を求めすぎると、他人にもそれを求めてしまい、周りを疲れさせてしまうこともあるんですよね。 ### ミスは「成長のもと」と考える 失敗したら、自分の価値までゼロになったように感じてしまうこと、ありますよね。でも、失敗は単なる経験値。そのおかげで「次はこうしてみよう」という知恵が手に入った、と考えるだけで、心がぐっと軽くなります。反省はしても、自分を責め続ける必要はないんです。 ### 「今の自分」が最高の自分 「もっとお金があれば」「もっとスキルがあれば…」と、未来の自分に期待して今の自分を否定していませんか?でも、うまくいっている人は「今の自分」に自信を持っています。他人と比べるのではなく、過去の自分より一歩でも進んでいるなら、それだけで素晴らしいこと。今の自分をベストだと認めてあげることから、すべては始まります。 ## 他人に振り回されない、心地よい距離感 自分の心を健やかに保つには、他人との「距離感」もとても大切です。 ### 他人に期待しない、自分に期待する 「あの人ならこうしてくれるはず」と勝手に期待して、がっかりした経験はありませんか? 他人に期待するのは、実は相手を縛り付ける行為なのかもしれません。期待を向けるべきなのは、他人ではなく自分自身。自分の人生の主役は、他の誰でもない自分なのです...

【書評】その不調、食べ合わせが原因かも?アダムスキー式「最高の腸活」で変わる私の日常

  なんだか最近、体の調子がスッキリしない…。しっかり寝ているはずなのに、日中の気だるさが抜けなかったり、肌のコンディションがイマイチだったり。そんな悩みを抱えているのは、もしかしたら私だけじゃないかもしれませんね。 そんな時に出会ったのが、アダムスキーさんの「腸がすべて」という一冊。この本が教えてくれたのは、私たちの健康が「腸」の状態に大きく左右されていること、そしてそのカギを握るのが、意外にも「食べ物の組み合わせ」だったんです。 ## 消化の速さで食べ物を分ける? この本で一番「なるほど!」と思ったのが、食べ物には消化されるスピードによって「早いもの」と「遅いもの」があるという考え方です。 イメージしてみてください。消化管という一本の線路の上を、時速300キロの新幹線と、時速80キロの各駅停車の電車が同時に走ったら…?当然、ぶつかって大事故になりますよね。 私たちの体の中でも、これと同じようなことが起こっているというのです。消化の早い食べ物(フルーツやヨーグルトなど)と、消化の遅い食べ物(お肉やパン、ご飯など)を一緒に食べると、お腹の中で大渋滞が発生! 本来なら数時間で終わるはずの消化に、なんと18時間以上もかかってしまうことがあるんだとか。 この「渋滞」が、腸の汚れや体調不良の大きな原因になっていたなんて、考えたこともありませんでした。 ## 「え、これもダメなの?」意外なNGな組み合わせ この考え方を知ってから、普段の食事を振り返ってみると、意外な「NGな組み合わせ」をたくさんしていることに気づかされました。 例えば… * **トマトソースのパスタ**: 早い「トマト」と遅い「パスタ」の組み合わせ。 * **生ハムメロン**: 早い「メロン」と遅い「生ハム」。おしゃれな前菜の定番なのに! * **食後のフルーツ**: お肉や魚といった遅いものを食べた後に、早いフルーツを食べると、お腹の中は大混乱に…。 もちろん、絶対に食べちゃダメ!というわけではありません。でも、「なんだか調子が悪いな」という日は、少しだけ意識してみるといいかもしれません。例えば、ピザを食べるならトマトが乗っていないものを選ぶとか、ケーキが食べたくなったらフルーツタルトよりチーズケーキにしてみるとか。 ## 腸をいたわる3つの習慣 この本では、乱...

【書評】医者が教えるサウナの教科書【加藤容崇】

  ## なぜ仕事ができる人はサウナに通うのか? 医者が教える「ととのう」の科学 「なんだか最近、頭がスッキリしない…」 「もっと仕事に集中できたらいいのに…」 そんな悩みを抱えるビジネスパーソンに、今、密かなブームとなっているのが「サウナ」。 「サウナって、おじさんが行くところでしょ?」なんて思っていませんか? 実は、サウナには脳の疲れを取り、心と体を最高の状態にリセットする、驚くべきパワーが秘められているんです。 今回は、医師である加藤容崇先生の著書『医者が教えるサウナの教科書』を参考に、サウナがもたらす驚きの効果と、その効果を120%引き出す「究極の入り方」をご紹介します! ### サウナがもたらす、心と体への4つのすごい効果 #### 1. 脳の疲れが吹き飛び、集中力・決断力が爆上がり! 私たちの脳は、実は何もしなくても「どうでもいいこと」を考え続けていて、常にエネルギーを消耗しています。特に仕事のことで頭がいっぱいだと、脳はヘトヘトの状態に。 サウナの約100度という非日常的な環境は、そんな脳の余計な思考を強制的にストップさせてくれます。さらに、サウナ後の水風呂で血流が一気にアップ!脳に新鮮な血液が巡ることで、頭が驚くほどスッキリするんです。 実際に、サウナの後は脳疲労が回復し、決断力や集中力が高まることが科学的にも分かっています。仕事前のサウNAが、最高のパフォーマンスを引き出してくれるかもしれません。 #### 2. イライラが消え、メンタルが安定する サウナに入ると、脳からリラックス効果のある「アルファ波」が出ることが知られています。これにより、イライラした気持ちがスーッと落ち着き、ネガティブな感情がリセットされます。 ある研究では、週に4〜7回サウナに入る人は、うつ病などの精神的な不調になるリスクが77%も減少したという驚きの結果も出ています。 #### 3. 睡眠の質が劇的にアップ! サウナと水風呂で体を「極限状態」に追い込むと、脳は「これは大変だ!体を休ませないと!」と勘違いします。その結果、まるで激しい運動をした後のように、深く質の高い睡眠を得ることができるのです。不眠に悩んでいる人にも、ぜひ試してほしい効果です。 #### 4. 疲労回復&美肌効果も! サウナで血行が良くなると、新陳代謝が活発になり...

【書評】眠れなくなるほど面白い 図解 体脂肪の話【土田隆】

  ## そのお腹の脂肪、どうして付くの?医師が教える体脂肪の全知識! 「最近、お腹周りが気になってきた…」 「ダイエットしてるのに、なかなか痩せない…」 そんな悩みを抱えているあなたに、ぜひ知ってほしい「体脂肪」の真実。今回は、医師である土田隆先生の『眠れなくなるほど面白い 図解 体脂肪の話』を参考に、なぜ体脂肪がついてしまうのか、そしてどうすれば効果的に減らせるのかを、分かりやすく解説していきます! ### そもそも「体脂肪」って、ただの悪者じゃない? 実は、体脂肪は私たちの体にとって、なくてはならない存在。主に3つの大切な役割を持っています。 1. **栄養の貯蔵庫**: もしも食べ物が手に入らない状況になっても、体脂肪をエネルギーに変えて生き延びることができます。 2. **体温の維持**: まるで天然のコートのように、体を寒さから守ってくれます。 3. **衝撃からの保護**: クッションのように、外部の衝撃から内臓などを守ってくれます。シロクマの体の約半分が脂肪なのも、このおかげだとか。 体脂肪には、皮膚の下につく「皮下脂肪」と、お腹の内部につく「内臓脂肪」の2種類があります。皮下脂肪は一度つくと落ちにくいのが特徴で、内臓脂肪はつきやすいけど落としやすい、という性質を持っています。 ### でも、やっぱり付きすぎは危険! 体脂肪も、増えすぎると様々な問題を引き起こします。 * **見た目の問題**: やっぱり、見た目が気になりますよね。 * **健康リスク**: 肥満は、高血圧や糖尿病、さらには「がん」や「認知症」のリスクまで高めることが分かっています。まさに「万病の元」なんです。 * **身体への負担**: 自分の体重を支えきれず、足腰を痛めてしまうことも…。 ### なぜ太る?原因はとってもシンプル 体脂肪が増える原因、それはズバリ**「糖質と脂質の食べすぎ」**です。 一日に使ったエネルギーよりも多くカロリーを摂れば、その余った分が体脂肪として体に蓄えられていきます。特に、ケーキやドーナツ、揚げ物のように「糖質」と「脂質」が合体した食べ物は、最強の太る原因になるので要注意! #### 年を取ると太りやすくなるのはナゼ? 「若い頃と同じように食べてるのに、太りやすくなった…」と感じませんか? そ...

【書評】人生の短さについて【セネカ】

  ## 「時間がない」が口癖のあなたへ。2000年前の賢者セネカが教える、本当の時間の使い方 「毎日忙しくて、自分の時間なんて全然ない…」 「人生って、あっという間に過ぎていくなあ…」 もしあなたがこんな風に感じているなら、古代ローマの哲学者セネカの言葉が、きっと心に響くはずです。 今から2000年も前に書かれた『人生の短さについて』という本には、現代を生きる私たちにとっても「ハッ」とさせられる、時間との向き合い方が詰まっています。今回は、この本が教えてくれる、充実した人生を送るためのヒントを一緒に見ていきましょう。 ### あなたの人生は、本当に「短い」ですか? セネカは、多くの人が「人生は短い」と嘆くけれど、それは間違いだと言い切ります。問題なのは人生の長さではなく、その「使い方」。 考えてみてください。歴史に名を残す偉大な人物も、私たちと同じように1日24時間しか持っていませんでした。違いは、その時間をどう使ったか、ただそれだけです。 私たちは、つい怠けてしまったり、つまらない仕事に時間を溶かしたり、やるべきことを「また後でいいや」と先延ばしにしたり…。スマホのスクリーンタイムを見たら、きっと「なんて無駄な時間を…」と愕然とするかもしれません。 お金と同じで、時間は使い方を知らない人の手からはあっという間に消えてしまいます。でも、賢く使えば、人生を豊かにするための最強の資産になるのです。 ### あなたの時間は、誰かに奪われていませんか? 「10分だけアンケートに答えてください」 こう言われると、つい応じてしまいませんか?でも、もし「500円ください」と言われたら、きっと嫌な顔をしますよね。セネカは、これこそが私たちが時間を軽視している証拠だと言います。 **人生とは、私たちの残りの時間そのもの。** それなのに、私たちはまるで無限に時間があるかのように、他人の頼みやどうでもいい争い、無意味な人間関係に大切な時間を切り売りしてしまっているのです。 本当に成功している人は、自分の時間を何よりも大切にします。誰かと会うのは、その時間が自分にとって価値あるものだと判断した時だけ。相手の時間を尊重できない人は、結局誰からも尊重されません。 かのスティーブ・ジョブズは、毎朝「もし今日が人生最後の日だとしたら、今日やろうとしている...

【書評】無病法~極少食の威力~【ルイジ・コルナロ】

  ## コルナロの無病法: 極少食の智慧 ### 1. 著者ルイジ・コルナロについて * **人物像**: 1464年生まれのイタリアの貴族。幼少期から病弱であり、若い頃は暴飲暴食に明け暮れていた。 * **転機**: 30歳を過ぎて病気がちになり、40代には生死をさまようほどの体調不良に陥る。「もともと胃が弱かったこともあってありとあらゆる治療法を試したがどれも効果がなかった」とされている。 * **医者の助言**: 長年診ていた医師から「食べる量を少食よりもさらに少ないようにする以外に助かる見込みはないです」と告げられる。 * **実践と回復**: 45歳で助かりたい一心で食事量を減らしたところ、「2ヶ月もしないうちに回復の兆しが見え本当に病が治ってしまった」。1年後には「完全な健康体になった上に性格も穏やかになった」。 * **長寿と最期**: その後、仕事で成果を出し、80歳を超えても山登りを楽しみ、晩年まで文筆活動を行った。102歳で「お昼寝をしながら穏やかに息を引き取った」と伝えられている。 * **社会的影響**: 当時ヨーロッパではレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロよりも有名で、著書はミリオンセラーになったという。 ### 2. コルナロの食生活 * **食事内容と量**: * 1日の食事:「パンと卵の黄身、少しの肉か魚、それとスープ」のみ。 * 総量:合計約350gに厳しく制限。 * ワイン:1日400ml。赤ワインは「長寿になると言われているサーチュイン遺伝子を起動させる成分が豊富に含まれている」と説明されている。 * **食事回数**:1日2食(1食あたり約170gの食べ物とワイン200ml)。 * **食べ方**: 「一口ごとに120回は咀嚼」していた。 * **効果の検証**: この食生活を続けることで心身ともに健康になった。逆に「少しでも食事量を増やすとすぐに不調が出た」とされている。 * **現代的な解釈**: コルナロは知らなかった時代にこの食生活に行き着いたが、「小食で赤ワインを飲むという食生活は健康長寿にとで もいいことだった」と現代の知見から評価されている。 ### 3. 小食の効能と食べ過ぎの危険性 * **病気の...

【書評】眠れなくなるほど面白い 図解 糖質の話【牧田善二】

  ## 糖質制限の真実:健康と長寿への道 ### 1. 肥満の原因は糖質の摂りすぎである * **メカニズム**: 糖質(パンや米など)を摂取すると、体内でブドウ糖に変換され、エネルギーとして利用されます。しかし、 > 「糖質をたくさん摂る と エネルギー と し て 使わ れ なかっ た ブドウ 糖 が 余っ て しまう そう する と ブドウ 糖 は グリコーゲン と いう エネルギー の 塊 に 支え られ て 筋肉 や 肝臓 に 保管 さ れ て いく」。 さらに、 > 「もし 筋肉 や 肝臓 に 保管 でき ない ほど ブドウ 動画 ハマっ て しまう と 釣り は 脂肪 と し て 体内 に 溜め込もう と する これ が 糖質 で 太る メカニズム」 と説明されています。 * **具体例**: フルーツでさえも太る原因となり、特に > 「フルーツ ジュース なんて たくさん の フルーツ を 絞っ て ある わけ だ から 糖質 たっぷり だ し もちろん すごく 太り やすい」。 * **対策**: 痩せたいのであれば、 > 「運動 する より も 糖質 を 減らす べき だ」。 その理由として、 > 「太る 原因 は タウン 水化物 を 食べ 過ぎ て いる から それ 以外 は ない」 と断言されています。 ### 2. 糖質を摂らなくても健康的に生きられる * **エネルギー源のシフト**: 糖質をカットすると、 > 「体内 の ブドウ 糖 が 不足 し いつか 使う ため に とっ て おい た 繰り 広 源 と いう エネルギー の 塊 を ブドウ 糖 に 戻し て エネルギー と し て 使う 始める」。 これが尽きると、 > 「次 は 脂肪 を 燃やし て エネルギー と し て 使い 始める」。 つまり、 > 「お腹 周り に つい た 脂肪 を エネルギー に 変え 始める わけ だ」。 * **歴史的背景**: 人類の祖先は1万2千年もの間、狩猟採集生活を送っており、 > 「自然 界 に お 米 や パン ケーキ なんて ない ...

【書評】人生を変えるモーニングメソッド【ハル・エルロッド】

  ## 人生を変えるモーニングメソッド解説 ### 1. 成功への鍵としての早起きと朝の過ごし方 「早起きは成功の基本」であり、「朝も早く起きられないような自制心のない奴に大きなことを成し遂げることはできない」と強調されています。成功者とされる人々は皆、驚くほど早起きであると指摘し、早起きには明確なメリットがある一方で、ニートは皆、驚くほど起きるのが遅いと対比されています。 特に重要なのは、「朝起きてからの一時間の過ごし方で一日が決まる」という点です。朝の最初の一時間を充実して過ごすことができれば、その日一日中高い集中力と生産性を維持できるとされています。逆に、朝の一時間をだらだら過ごすと、その日一日もだらだらしたものになると警鐘を鳴らしています。 * **具体的な行動指針**: 朝の最初の1時間でスマホなどの通信機器の電源を切り、外部の情報を遮断して穏やかに過ごすこと。スターバックスCEOのハワード・シュルツ氏が毎朝4時半に起き、全ての通信機器の電源を切っている例が挙げられています。 * 朝の時間を「その日一日を良い方向に導く舵」として捉え、無駄にしないことが重要です。 ### 2. 新しいことへの挑戦と質の高い睡眠の重要性 人生をより良くしたいと願うのであれば、新しいことを始めるべきですが、多くの人は時間と元気が不足していると指摘されています。そこで、朝早く起きることで時間を作り出し、その時間で新しい良いことを始めることが推奨されています。「朝はエネルギーがたっぷりあるしストレスもない。思考もクリアだ」と述べられています。 * **夜更かしのデメリット**: 夜更かしは「絶対に」するべきではないとされ、夜は疲れ切って頭もぼんやりした状態であり、判断力も低下しているため、新しいことや頭を使う活動には不向きであると説明されています。実際に、交通事故が最も起こりやすい時間帯が仕事終わりの夜(17時から19時)であることが例として挙げられています。頭を使う活動は朝に行うべきだと強く推奨されています。 * **最適な睡眠時間**: 人が十分に回復するための最適な睡眠時間は、平均で「7時間から8時間がベスト」とされています。9時間以上の睡眠は死亡率を上げ、3~4時間では頭が回らないと指摘しています。 * **成功者の例**: A...

【書評】スマホ脳【アンデシュ・ハンセン】

  ## スマホ脳:生活への影響と対策 ### 概要 スマートフォンは現代社会に不可欠なツールである一方で、その強力な中毒性によって集中力低下、孤独感の増幅、睡眠障害などを引き起こす可能性が指摘されています。 ### 主要テーマと重要な事実 #### 1. なぜ私たちはスマホに熱中するのか?:ドーパミンと原始の脳 * **ドーパミンの作用**: 私たちがスマホに夢中になる最大の理由は、脳から「もしかしたらいいことが起こるかもしれない」という期待によってドーパミンが大量に放出されるためです。これはパチンコやカジノ、スマホのガチャといったギャンブルと同じメカニニズムです。 > 「簡単に言うとみんながスマホに夢中なのはドーパミンがたくさん出るからだ。ドーパミンは脳から放出される行動を起こさせる成分だ。この動画にはもしかしたらいいことが起こるかも知れないという時にたくさん出る」 * **SNSとマッチングアプリ**: SNSやマッチングアプリ、LINE、メールもこのドーパミン放出の仕組みを利用しています。例えば、マッチングアプリを開くのは「自分好みの美女から連絡が来ているかも」という期待からであり、SNSを開くのは「重要で新しい情報やいいねが沢山ついているかもしれない」という期待からです。 * **原始時代の名残**: このドーパミンの仕組みは、獲物や果物を見つけたり、ライオンの群れに遭遇したりする可能性に備えて、行動や警戒を促すために原始時代には役立ちました。しかし、「その生き残るための機能によって私たちは今スマホの虜になっている」。現代では「ライオンではなくツイッターに気を取られるようになった」のです。 #### 2. スマホによる集中力の喪失 * **集中力の低下**: 近年、人間の集中力は大きく失われています。2時間の映画を観る最中にスマホを見ない人は少なく、スマホが鳴れば映画に集中できなくなります。 * **マルチタスクの幻想**: 人間は一度に一つのことしか集中できません。複数の作業を同時にこなしているように見えても、実際は作業の間を行き来しているだけです。 > 「実際 に 私たち の 脳 は 一度 に 一 つ の こと に しか 集中 でき ない」 * **スマホの存在だけでも影響**: スマ...

【書評】LIFESPAN(ライフスパン)―老いなき世界【デビッド・A・シンクレア】

  ## LIFESPAN:老いなき世界への道 ### 1. はじめに 老化を治療可能なものと捉え、健康寿命を延ばすための具体的な方法と将来の展望について概説します。 ### 2. 主要テーマと重要なアイデア #### 2.1. 老化は治療可能である * **従来の認識の打破**: 多くの人が「歳をとって老化し、病気になることは仕方がないこと」と考えているが、本書ではこの認識を否定し、「老化は治療できるぞ」と主張しています。 * **シンクレア博士自身の実践**: 著者のデビッド・A・シンクレア博士自身が50歳でありながら「まるで30代のような見た目」を保ち、ハーバード大学医学大学院で所長を務めるなど、その理論を実践しています。 * **研究の動機**: シンクレア博士は、愛するおばさんが人生の最後の10年間を「まるで抜け殻のように」過ごし、92歳で亡くなった経験から、「老化していくことを気にしなくて済む人生を送るために、老化について研究し始めた」と述べられています。 * **目的**: 単純に寿命を長くすることだけでなく、「健康で元気でいられる期間を長くすること」を目指しています。 #### 2.2. サーチュイン遺伝子の活性化が長寿の鍵 * **サーチュイン遺伝子とは**: 「長寿遺伝子」とも呼ばれ、「このサーチュイン遺伝子が働いていると、私たちの寿命が延びて老化を遅らせることができる」とされています。 * **活性化のメカニズム**: サーチュイン遺伝子は、食べ物が取れない時や厳しい冬といった生存が脅かされる状況で活性化し、「生命を維持し、病気や身体のダメージを防ぎ、老化を遅らせるためのもの」であり、いわば「体の省エネモード」です。 * **活性化させる方法**: * **飢餓状態**: 「カロリー制限をして体をギリギリ飢えた状態に保つ必要」があり、つまり「健康でいられるギリギリの食事量を保つ必要」があります。 * **適度なストレス**: 「軽いストレスがかかる」とサーチュイン遺伝子は始動します。例として、「運動や、寒いところで過ごしたりする」などが挙げられます。 ### 3. 老化を防ぎ、健康寿命を延ばすための具体的な方法 #### 3.1. 少食にする * **最も確...

【書評】食は運命を左右する【水野南北】

  ## 水野南北:食と運命の法則 水野南北は人相見として活動し、食事と運命の関連性を徹底的に研究した結果、その結論を本書に記しました。 ### 1. 水野南北の背景と発見 * **人相見としての経緯**: 水野南北は幼少期の放蕩により牢屋に入れられた際、犯罪者と一般人の顔に大きな違いがあることに気づきました。牢屋を出た後、自身の顔を占ってもらったところ「あと1年しか生きられない」と告げられ、長寿を求めて寺へ出家を願います。 * **食事による運命の転換**: 寺の住職から「1年間、麦と大豆のみで過ごせたら入門を許す」と言われ、その通りに実行。1年後、再び人相見に診てもらうと、以前あった死相が消えていました。この経験から、水野南北は食事が運命に大きく影響すると確信し、10年間、運の良い人・悪い人、長寿・短命な人など、あらゆるケースを調査しました。 * **食が運命を左右する結論**: 多数の遺体を解剖し、運の良い人と早死にした人の胃腸の色やツヤが悪いことを発見。この調査と自身の経験から、「食が運命を左右する」という結論に至りました。水野南北自身は、この教えを実践し、江戸時代の平均寿命(32~44歳)を大幅に超える78歳まで健康に生きたとされています。 ### 2. 食と運命に関する水野南北の主要な教え #### 2.1. 一生に食べられる量には限りがある * **大食いのリスク**: 「人は一生に食べられる食事の量が決まっている」と水野南北は考えました。大食いの人は、この「一生分の食事量」を早く消費してしまうため、病気にかかりやすく、早死にすると説明しています。「大食いは胃腸に負担をかけ、そのために心が乱れる」とも述べています。 * **小食の利点**: 逆に小食の人は、一生分の食事量に達するまでに時間がかかるため、長生きできるとされています。現代の科学的見地からも、「食事の摂取カロリーを制限すると、体力が増し寿命も30%以上伸びる」という実験結果が紹介されており、水野南北の教えが科学的に裏付けられているとされています。 * **天からの恵みとしての食事**: 食事をたくさん食べる行為は「天からの恵みである食べ物を余計に取ること」であり、それは「毎日天に借りを作っているのと同じ」だと考えられています。この借りが大きくなる...