【書評】「後回し」にしない技術【イ・ミンギュ】
「明日からやろう…」 「まだ締め切りまで時間があるから大丈夫…」 やらなければいけないことがあるのに、ついつい後回しにしてしまい、後で後悔する。私にとって、これは永遠の課題でした。「自分はなんて意志が弱いんだ…」と、何度自分を責めたことか分かりません。 しかし、イ・ミンギュ先生の著書「『後回し』にしない技術」を読んで、その考えは大きく変わりました。後回しにしてしまうのは、意志の弱さが原因ではなく、単に「後回しにしないための『技術』を知らないだけ」だったのです。 ## 実行力は「才能」ではなく「技術」である 本書が教えてくれる最も重要なことは、実行力は生まれつきの才能ではなく、練習すれば誰でも身につけられる「技術」だということです。この言葉に、私はどれだけ救われたことでしょう。 どんなに素晴らしいアイデアも、実行しなければ「ゼロ」です。本書は、その実行力を高めるための具体的な3つのステップを教えてくれます。 ## ステップ1:決心する段階 まず、何かを始めると「決心する」段階でのコツです。 ### 成功した姿だけでなく、「困難」もイメージする 「こうなれたらいいな」と成功した自分を想像するのは楽しいですが、それだけではダメだと言います。むしろ、その目標達成の過程で「どんな壁にぶつかるか」を具体的に予測し、その対策を考えておくことの方が、挫折を防ぐためには重要なのです。 ### スケジュールは「逆算」で立てる 「3日後にイラストを完成させる」という目標なら、そこから逆算して「3日目:色塗り」「2日目:ペン入れ」「1日目:下書き」と計画を立てる。こうすることで、今やるべきことが明確になり、「まだ時間があるから」という言い訳ができなくなります。 ### 目標を「公開宣言」する! 「今月中に5kg痩せます!」と、友達やSNSで宣言してしまうのも非常に効果的です。一度公言すると、「やらなきゃ恥ずかしい」という気持ちが働き、自分を追い込むことができます。さらに「できなかったら1万円奢る!」といった罰ゲームを設定すると、効果は絶大だそうです。 ## ステップ2:実行する段階 次に行動を「実行する」段階でのコツです。 ### とにかく「最初の1%」に全力を注ぐ やる気が出ない時でも、「嫌になったらやめてもいいから、とりあえず5分だけやってみよう」と、...