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【書評】できる男は超少食【船瀬俊介】

「仕事で成果を出すには、まず1日3食しっかり食べることだ!」 私も、ずっとそう教えられてきました。特に昼食後は、満腹感と眠気で仕事のパフォーマンスが落ちてしまうことに悩んでいました。そんな時、常識を覆すようなタイトルの本に出会いました。それが、船瀬俊介さんの「できる男は超少食」です。 タモリさん、ビートたけしさん、オバマ元大統領など、世の中で「できる」と言われる人たちに、実は「少食」な人が多いという事実に、私はまず驚かされました。本書は、その理由と、私たちが「少食」から得られる驚くべきメリットを、分かりやすく解説してくれます。 ## なぜ「少食」だと、仕事のパフォーマンスが上がるのか? では、食べる量を減らすと、具体的にどんないいことがあるのでしょうか。本書が挙げる主なメリットは3つあります。 ### 1. 脳がスッキリして「集中力」がアップする 私たちが普段口にしている食事には、残念ながら食品添加物や農薬などの毒素が、わずかに含まれているそうです。食べる量を減らす、つまり「プチ断食」をすることで、これらの毒素が体外に排出され、脳がクリアな状態になるというのです。昼食後に頭がボーッとしてしまうのは、消化にエネルギーが使われているだけでなく、こうした毒素の影響もあったのかもしれません。 ### 2. 消化のエネルギーを節約し、「疲れにくく」なる 実は、私たちが食事を消化するために使うエネルギーは、なんと「フルマラソン」を走るのに匹敵するほどだそうです。これには本当に驚きました。食べる量を減らせば、この膨大なエネルギーを節約でき、その分、体が疲れにくくなるというわけです。節約したエネルギーは、体の修復や老化防止にも使われるとのこと。まさに一石二鳥ですね。 ### 3. スリムな体型を維持できる 少食を続けると、体は少ないエネルギーでも活動できる「エコな体」に変わっていくそうです。ただガリガリに痩せるのではなく、引き締まったスリムな体型を維持できるようになると言います。筋トレと組み合わせれば、「細マッチョ」も夢ではないかもしれません。 ## 無理なく始める「プチ断食」の方法 いきなり1日1食にするのは、ハードルが高いですよね。本書では、無理なく始められる段階的な方法が紹介されています。 1. **まずは「朝食抜き」からスタート。** これで1日...

【書評】生きがいについて【神谷美恵子】

「なんのために、自分は生きているんだろう…」 忙しい毎日の中で、ふと、そんな虚しい気持ちに襲われることはありませんか? 私も、時々、自分の人生の意味を見失いそうになることがあります。そんな時に手に取ったのが、神谷美恵子さんの名著「生きがいについて」でした。 この本は、私たちが「生き生きと」生きていくために、何が本当に必要なのかを、優しく、そして深く教えてくれます。 ## あなたの「生きがい」は何ですか? 本書によれば、「生きがい」とは、心の底から喜びが湧き上がってくるような感覚のことだと言います。そして、生きがいを感じている人は、他人への妬みや恨みがなくなり、自然と心に余裕が生まれるそうです。 では、その「生きがい」は、一体どこからやってくるのでしょうか。本書は、その源となる5つの要素を挙げています。 ### 1. 「ただ、やりたいからやる」こと 子供が夢中で砂遊びをするように、お金になるとか、何かの役に立つとか、そんな理屈は抜きにして、ただ純粋に「やりたい!」と思えること。それが生きがいの原点です。私にとって、それは何だろう?と、改めて自分に問いかけたくなりました。 ### 2. 「未来」に希望を持っていること 今はどんなに辛くても、「未来はもっと良くなるはずだ」という希望があれば、人は前を向いて歩いていけます。この仕事を続けていれば、いつか認められるかもしれない。この勉強を続ければ、夢が叶うかもしれない。そんな未来への期待が、心に張りを与えてくれるのです。 ### 3. 「誰かに必要とされている」と感じること 仕事でも、家庭でも、ほんの些細なことでも、「自分は誰かの役に立っている」「誰かに必要とされている」という感覚は、生きがいを支える大きな柱になります。定年退職した方が急に元気をなくしてしまうのも、この「必要とされている感覚」を失ってしまうことが一因なのかもしれません。 ### 4. 「これをやるために生まれてきた」という使命感 「自分には、これをやるべき使命があるんだ」と信じられるものがある人は、強い生きがいを感じることができます。それは、イチロー選手にとっての野球のように、どんな困難があっても揺るがない、人生の核となるものです。 ### 5. 「変化と成長」を感じられること 昨日できなかったことが、今日できるようになった。新し...

【書評】「後回し」にしない技術【イ・ミンギュ】

「明日からやろう…」 「まだ締め切りまで時間があるから大丈夫…」 やらなければいけないことがあるのに、ついつい後回しにしてしまい、後で後悔する。私にとって、これは永遠の課題でした。「自分はなんて意志が弱いんだ…」と、何度自分を責めたことか分かりません。 しかし、イ・ミンギュ先生の著書「『後回し』にしない技術」を読んで、その考えは大きく変わりました。後回しにしてしまうのは、意志の弱さが原因ではなく、単に「後回しにしないための『技術』を知らないだけ」だったのです。 ## 実行力は「才能」ではなく「技術」である 本書が教えてくれる最も重要なことは、実行力は生まれつきの才能ではなく、練習すれば誰でも身につけられる「技術」だということです。この言葉に、私はどれだけ救われたことでしょう。 どんなに素晴らしいアイデアも、実行しなければ「ゼロ」です。本書は、その実行力を高めるための具体的な3つのステップを教えてくれます。 ## ステップ1:決心する段階 まず、何かを始めると「決心する」段階でのコツです。 ### 成功した姿だけでなく、「困難」もイメージする 「こうなれたらいいな」と成功した自分を想像するのは楽しいですが、それだけではダメだと言います。むしろ、その目標達成の過程で「どんな壁にぶつかるか」を具体的に予測し、その対策を考えておくことの方が、挫折を防ぐためには重要なのです。 ### スケジュールは「逆算」で立てる 「3日後にイラストを完成させる」という目標なら、そこから逆算して「3日目:色塗り」「2日目:ペン入れ」「1日目:下書き」と計画を立てる。こうすることで、今やるべきことが明確になり、「まだ時間があるから」という言い訳ができなくなります。 ### 目標を「公開宣言」する! 「今月中に5kg痩せます!」と、友達やSNSで宣言してしまうのも非常に効果的です。一度公言すると、「やらなきゃ恥ずかしい」という気持ちが働き、自分を追い込むことができます。さらに「できなかったら1万円奢る!」といった罰ゲームを設定すると、効果は絶大だそうです。 ## ステップ2:実行する段階 次に行動を「実行する」段階でのコツです。 ### とにかく「最初の1%」に全力を注ぐ やる気が出ない時でも、「嫌になったらやめてもいいから、とりあえず5分だけやってみよう」と、...

【書評】自分は自分、バカはバカ。 他人に振り回されない一人勝ちメンタル術【ひろゆき】

職場や学校に、なぜかいつも突っかかってくる人、理不尽な要求をしてくる人…あなたの周りにも、そんな「バカ」な人、いませんか? 私はこれまで、そんな人たちにいちいち腹を立てたり、落ち込んだりして、無駄なエネルギーを消耗してきました。でも、ひろゆきさんの著書「自分は自分、バカはバカ。」を読んで、そんな悩みは、考え方を少し変えるだけですごく楽になるんだと気づかされました。 ## 最強のメンタルは「他人を見下す」ことから始まる? 本書を読んで、まず「なるほど!」と思ったのが、ひろゆきさんのメンタルの強さの秘訣です。それは、基本的人間関係を「見下しモード」で眺めることだというのです。 例えば、道を歩いていて犬に吠えられても、いちいち腹を立てる人はいませんよね。「ああ、犬が吠えてるな」くらいにしか思わないはずです。それと同じで、変な人に絡まれても「頭の悪い人が何か言ってるな。まあ、仕方ないか」と心の中で見下してしまえば、全く気にならなくなるというのです。 これは、一見すると性格が悪く聞こえるかもしれません。でも、自分の心の平穏を保つためには、非常に有効な自己防衛術なのだと、私は感じました。 ## 厄介な人付き合いをかわす、ずる賢いテクニック 本書には、面倒な人との関わりを避けるための、すぐに使える具体的なテクニックも満載です。 ### 嫌な誘いは「おごりですか?」で撃退! 行きたくない飲み会などに誘われたら、笑顔で「おごりですか?」と聞いてみる。これで、相手は「こいつを誘うと金がかかるな」と思い、次から誘われにくくなるそうです。もし本当におごってくれるなら、食事代だと思って割り切り、高いものを飲み食いすればいい、という割り切り方が、いかにもひろゆきさんらしいですよね。 ### 断るときは「理由」を言わない 何かを断る時、つい「〇〇なので、すみません…」と理由を言いがちですが、それが間違いのもと。理由を言うと、相手に「じゃあ、こうすればいいよね?」と付け入る隙を与えてしまいます。「無理です」「無理なものは無理なんです」と、理由を言わずにきっぱり断ることが、スムーズに関係を断つコツだそうです。 ## 他人にも、自分にも、「期待しない」 私がこの本で最も救われたのは、「期待しない」という考え方です。私たちは、無意識のうちに他人に「こうしてくれるはずだ」と期待し...

【書評】2040年の未来予測【成毛眞】

# 【書評】2040年の未来予測【成毛眞】 2040年、今から約20年後の未来。その頃、私はどんな生活を送っているのだろう…。そんなことを考えていた時、成毛眞さんの著書「2040年の未来予測」に出会いました。本書が描く未来は、私の想像をはるかに超える、衝撃的なものでした。 成毛さんによれば、これからの20年間で、なんと「過去120年分」に匹敵するほどの、とてつもない変化が起こるというのです。そして、その変化のスピードについていけない7割の人は、何が起きているのかすら理解できず、取り残されてしまうと警鐘を鳴らしています。 ## 2040年、私たちの日常はこう変わる 本書を読んで、特に私の印象に残った未来の姿をいくつかご紹介します。 ### 家中のあらゆるモノがネットに繋がる「IoT」 2040年には、今私たちが使っているスマホやPCだけでなく、家電、鍵、冷蔵庫、お風呂まで、身の回りのほとんどのものがインターネットに繋がる「IoT」が当たり前になっているそうです。 朝起きれば、AIが私の行動を先読みして、自動でカーテンが開き、コーヒーが淹れられ、テレビにはお気に入りのニュース番組が流れる。そんなSF映画のような生活が、もうすぐそこまで来ているのかもしれません。 ### お肉は「本物」じゃなくなる? 環境問題への意識の高まりから、私たちの食生活も大きく変わるようです。2040年には、私たちが普段食べているお肉のほとんどが、大豆などから作られた「代替肉」や、牛の細胞を培養して作る「バイオ肉」になっているだろう、と予測されています。 最初は少し抵抗があるかもしれませんが、健康にも環境にも良いと聞けば、案外すんなり受け入れてしまうのかもしれませんね。 ### 「水」が石油より希少になる そして、最も衝撃的だったのが、「水」をめぐる未来です。地球温暖化の影響で水不足が深刻化し、2040年には「水が石油よりも希少になる」可能性があるというのです。世界銀行の専門家は「21世紀の戦争は水を巡って戦われるだろう」とまで警告しており、蛇口をひねれば当たり前に水が出てくる今の生活が、いかに恵まれているかを痛感させられました。 ## 暗い未来を生き抜くための「個人の戦略」 正直に言うと、本書が描く日本の未来は、人口減少、経済の衰退、増税など、暗い話題も少なくありませ...

【書評】がんばらない戦略 99%のムダな努力を捨てて、大切な1%に集中する方法【川下和彦・たむら ようこ】

「よし、今日から毎日頑張るぞ!」 そう意気込んでみたものの、三日坊主で終わってしまい、自己嫌悪に陥る…。私には、そんな経験が数え切れないほどあります。でも、この「がんばらない戦略」という本を読んで、そもそも「頑張り続ける」こと自体が無理なことだったんだ、と気づかされました。 本書は、人間は鉄棒にずっとぶら下がっていられないのと同じで、頑張り続けることはできない、という前提から始まります。だからこそ、根性論で自分を追い込むのではなく、「いかに頑張らずに結果を出すか」という戦略が必要なのだと説いているのです。 ## 努力は「量」より「工夫」。頑張らないための具体的な方法 では、具体的にどうすれば「頑張らずに」物事を続けられるのでしょうか。本書には、すぐに真似できそうな、目からウロコのアイデアがたくさん詰まっていました。 ### 1. つまらない作業を「ゲーム」に変える 単調な作業って、本当に退屈ですよね。でも、そこに「ゲーム性」を持たせるだけで、驚くほど楽しくなることがあります。例えば、いつも1時間かかる作業を「今日は55分で終わらせるぞ!」とタイムアタックにしてみる。プロゲーマーの梅原大吾さんの「ゲームに飽きるのではなく、成長しない自分に飽きる」という言葉が、胸に刺さりました。 ### 2. とにかく「段取り」を減らす 何かを始める時、一番エネルギーを使うのが「準備」です。ジム通いが続かないなら、家から2分のジムに変えるか、いっそ家で筋トレを始める。勉強が続かないなら、机の上に参考書だけを置いておく。行動へのハードルを極限まで下げることで、やる気に頼らずとも、自然と体が動くようになります。 ### 3. とにかく「記録」をつける 自分の行動や成果を記録するのも、非常に効果的だそうです。例えば、筋トレの記録をつけていると、「昨日より重いものを持ち上げたい」「良い記録を残したい」という気持ちが自然と湧いてきて、行動が促されます。Apple Watchが歩数を記録してくれるのも、この心理を利用しているのですね。 ### 4. やることをSNSで「宣言」する 「今日、ブログを1記事書きます!」とSNSで宣言してしまうのも、一つの手です。一度公言してしまうと、「やらなきゃカッコ悪い」という気持ちが働き、自分を追い込むことができます。これは「一貫性の法則」...

【書評】「人生の勝率」の高め方 成功を約束する「選択」のレッスン【土井英司】

「とにかく、がむしゃらに頑張れば、いつか道は開けるはずだ!」 私も、ずっとそう信じてきました。でも、もしその努力が、見当違いの方向に向かっていたとしたら…? 土井英司さんの著書「『人生の勝率』の高め方」は、そんな私の甘い考えを打ち砕き、成功の本質は「努力」よりも「選択」にあるという、衝撃的な事実を教えてくれました。 ## あなたの人生は「何を選んだか」で決まっている 本書を貫く最も重要なメッセージ。それは、人生の成功は、努力の量ではなく「何を選んだか」で、そのほとんどが決まってしまう、というものです。 例えば、あのイチロー選手でさえ、もし野球ではなくアイスホッケーを選んでいたら、あれほどの成功を収めることはできなかったでしょう。彼は、自分の才能が最も輝く「野球」というフィールドを正しく「選択」したからこそ、伝説的なプレーヤーになれたのです。 魚がいない池でいくら釣りをしても、一匹も釣れないのと同じ。報われない努力をしていると感じるなら、それは努力が足りないのではなく、そもそも「選択」が間違っているのかもしれないのです。 ## すべてを解決する「センターピン」を見極めろ では、どうすれば正しい選択ができるのでしょうか。本書はその答えとして、ボウリングの「センターピン」を見つけることの重要性を説いています。 物事には、それを倒せば他のピンも連鎖的に倒れていくような、最も重要な一点が存在します。それがセンターピンです。 例えば、コンビニ経営の成功要因には、接客、品揃え、清潔さなど色々ありますが、そのセンターピンは「立地の良さ」だと本書は言います。どんなに素晴らしいサービスを提供しても、誰も通らない場所にお店を構えては意味がありません。 私たちの仕事や人生においても同じです。たくさんのタスクに追われるのではなく、「今、本当に倒すべきセンターピンは何か?」を見極め、そこに全力を集中させることが、成功への最短ルートなのです。 ## 環境を変えなければ、選択肢は増えない 「でも、自分にはどんな選択肢があるのか分からない…」 そう感じる人も多いでしょう。本書は、その解決策として「環境を変えること」を強く勧めています。経営コンサルタントの大前研一さんの言葉を借りて、人間が変わる方法は3つしかないと言います。 1. **時間配分を変える** 2. **住...